ダメリーマンが生き残るための必読本3冊
まず、仕事が出来ない人たちは本を読んだほうがいい。本と運動はダメリーマンの必須科目やで!!
本も読まずに運動もせずにどうやって正常な精神を保つつもりなんですかと。
ただ、世の中には日々新しいビジネス本がリリースされているけれど、本当に価値のあるものは少数。まあビジネス本の9割が読む価値の無いウンコ本ですわ。
しょうもない金儲けのためだけに書かれた自己啓発本を100冊読むくらいなら価値のある数冊を繰り返し読むほうがいい。
以下3冊はわたしが読んだ本の中で何度も繰り返し読んでいるものだけを紹介します。デキない人たちの指針となるものなので興味があったら読んで損はありません。いや、是非とも読んでほしいと思っています。
名著は数あれど、まずはこの3冊を読んでおけば仕事デキない人がどう社会の荒波を乗り越えていくべきかが見えてくるはず。
世界は原則でできている「7つの習慣」
まずは定番中の定番、7つの習慣ですね。まぁこの本は読んだことある人も多いでしょうが、どんな悩みにぶち当たっても結局はここに答えが書いてあるんじゃないかというくらい必ず救われます。
7つの習慣でわたしが好きな言葉は…
主体性を持つということは率先力を発揮するだけでなく、人間として自分の人生に対する責任を取るということである。私たちの行動は周りの状況からではなく、私たち自身の選択によって決まるのだ
今の状況を環境とか周りの人のせいにしてしまっていることに気づく。確かに不可抗力もあるし、パワハラ上司の下に配属されることもあるし、景気に業績が左右されることもある。
表面の感情は一時的に左右されることは誰でもある。超一流のビジネスマンでもそう。しかし、自分の人生の根本的な部分は100%自分で責任を取らなければいけない。言い換えると、自分で決められるのである。
パワハラにあってその上司のことで頭がいっぱいになって暗い気分のまま休日を過ごすということは、自分の人生の責任をその上司に委ねているということだ。
要はアイデンティまでもその上司に傷つけることを許したのはあなた自身。誰に何を言われようとここから先は誰にも侵させないと決めるのもあなた自身。
自分のアイデンティは自分で決める。落ち込んでふさぎ込むのも、少しでも状況を改善しようと行動するのも自分自身の選択によるもの。
この覚悟だけ持てばシンプルに生きていけると気付かされた言葉だ。
他者貢献を追求せよ「嫌われる勇気」
日本で一大ベストセラーとなった名著。アドラー心理学の流れを汲み、対話形式で青年と哲学者が「幸せになること」について議論を進める。
「全ての悩みは人間関係からきている」とし、他人の課題と自分の課題を分離せよ、説く。この考え方が人間関係に悩む(私を含む)多くの日本人の心に響いたのだろう。
実際、実生活にも応用できる考え方で、「今この瞬間に幸せになることができる」と断言する頼もしさが嬉しい。
人生は競争ではない。誰とも競争することなく、ただ前を向いて歩いていけばいい。健全な劣等感とは、他者との比較の中で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの
あなたのことをよく思わない人がいても、それはあなたの課題ではない。嫌われる可能性を怖れることなく、前に進んでいく。坂道を転がるように生きるのではなく、眼前の坂を登っていく。それが人間にとっての自由
たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、何をしてもいい
自分がコントロールできることとできないことを区別して、自分がコントロールできる部分に集中しよう、という考え方が根本にある。「7つの習慣」の考え方もアドラー心理学に影響を受けていて、他者貢献をするという信念さえあれば他人にどう思われようと関係ないというシンプルな考え方が心強いのだ。
他人と比較するのではなく、昨日の自分と比較して優れているかを考える。
論理的で納得させられる内容。数年に一冊レベルの名著だと思う。
幸せな人が成功する「幸福優位7つの法則」
人は幸せでポジティブな気分のときに成功するのである。幸せが中心にあって、成功はその周りを回っているのだ。人間の脳は普通の気分のときでもネガティブな気分のときでもなく、ポジティブな気分のときに最もよく働くようにできている、ということが証明されている。
ショーン・エイカーが書いた「幸福優位性」は、全人類必読書だと本気で思っている。この本のおかげで私はうつ病を乗り越えられたし、人生観がいい方向に変わったのだ。
彼が説いているのは、上記の言葉の通り「人は成功したから幸せなのではなくて、幸せだから成功する」ということ。目からウロコとはこのことですわ。
ちょっとした幸せ(楽しみなことを思い浮かべるとか、キャンディをもらうとか)だけでその人の仕事の成果が上がる。それを科学的に検証した結果をまとめた本である。
仕事だけでなく、学生にも日常生活にも役に立つ名著。この本に何度救われたことか。何回読み返しても新しい発見がある。